OpenCVではcontourを輪郭情報という意味で使用しています。
cv2の中にはfindContoursというcontourを計算する関数があります。
つまり、画像から輪郭を抽出することができます。
たとえば、
ret, thresh = cv2.threshold( imgray, 127, 255, 0 )
c = cv2.findContours( thresh, cv2.RETR_TREE, cv2.CHAIN_APPROX_SIMPLE )
とすることによりimgrayの画像を閾値処理して輪郭抽出します。
ただし、imgrayというのは2値化された画像で、通常のカラー画像を入れるとエラーになります。
カラー画像imを2値画像gimに変換する場合は、
gim = cv2.cvtColor( im, cv2.cv.CV_BGR2GRAY )
とします。
contourを描画する場合、
cv2.drawContours( im, c, -1, (0,255,0), 3 )
とすると緑色で輪郭情報cを画像imに描画します。
輪郭情報を最小の長方形領域に納める場合
x,y,w,h = cv2.boundingRect(c)
とします。
この長方形領域は
cv2.rectangle(im,(x,y),(x+w,y+h),(0,255,0),2)
とすることによって描画できます。
以上を踏まえて、
WEBカメラから取得した画像から輪郭を抽出して描画するプログラムを作ってみました。
ENTERキーを押すと終了します。
import cv2
import numpy as nmp
cv2.namedWindow('CAMERA')
v = cv2.VideoCapture(0)
v.grab()
im = v.read()
### to binary
gim = cv2.cvtColor( im[1], cv2.cv.CV_BGR2GRAY )
### thresholded
ret, thresh = cv2.threshold( gim, 127, 255, 0 )
c = cv2.findContours( thresh, cv2.RETR_TREE, cv2.CHAIN_APPROX_SIMPLE )
for i, cc in enumerate(c[0]):
cv2.drawContours( im[1], cc, -1, (50*i/255,255,i%255), 3 )
print '%d,255,%d' % ( 20*i/255, i%255)
cv2.imshow( 'CAMERA', im[1] )
cv2.waitKey(0)
ラボの画像から輪郭抽出してみました。
たくさんの小さい輪郭ができてしまいました。
実際に使う場合は、いかにして目的とするものの輪郭を計算するかという工夫が重要だと思います。
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